魔術師セラティ


作品について10の質問




1.今回の作品を書いたきっかけを教えてください。
部屋から空を見上げながら、ふと思い立って書いた短編のような話。
確か最初のほうは同じで、友人を救えなかった…と悔やむ、そんな話でした。
それは中途半端で終わってしまったけれど、その後読み返してみて、これは使える、とか思って書いたのがきっかけ。
グリーンリーフの話は私が昔書いたお話をまるまる使っています。
ちょっと意味深で、少し読んだだけでは分からないような話だったので、これを使いました。

2.タイトルの意味や由来、狙いがあれば教えてください。
そのままです。もうちょっとひねりたかったんですが、物語自体がちょっと偶然的な展開だったので…

3.イメージカラーやイメージソング等、イメージしたもの、テーマ、モチーフがあれば教えてください。
時代背景としては19世紀後半のヨーロッパ。
イメージしたものは魔術とは対極の教会や天使、キリストなど。
これは主人公が魔術を忌まわしいものとして使うわけはなく、救うために使うからです。
アンティークなど中世時代のもの、赤毛のアンに出てくるものがモチーフとなっています。

4.今回の作品で1番書きたかった、伝えたかった部分はどこですか?
魔術師の血を受け継いだ主人公が、その力をどう使い、どう行動するか。
その忌まわしい力で、人が救えるのか。救いとはなんだろう?そんな話です。

5.楽しかった、苦労した部分はどこですか?
恋愛描写。なんだか楽しかったです。
どこまでも不器用な2人が歯がゆくて、微笑ましくて。
苦労したのは同じく恋愛描写。
恋愛って複雑で難しいです。

6.ストーリー、画面構成、素材など、こだわった部分があれば教えてください。
喫茶Atlantisの描写はこだわりました。
確か、かなり赤毛のアンを参考にしたような…
この時代の話を書くときはほとんど赤毛のアンを参考にしています。
裏を返せば私の原点はそこにあります。

7.反省点があれば教えてください。
ちょっと時代設定が曖昧…かもしれません。
性描写が少し入ったのはまずかったかも…?

8.宜しければ裏話など…(実はこんな展開も考えた、内容にこんな仕掛けがある、など)
Tでは単純に、相談を受けて推測して解決、というふうにしようと思っていたんですが、ちょっとひねりました。
また5話構成にしたかったために、その後、みたいな話を書いていたらかなりひねりにねった内容になりました。
UもVも、初めはただTと同じ様に、相談者が体験したことを話して、
それをセラティが紐解いて、救われる…という形にしようと思ったんですが、途中からいろんな話を思いついて、それをノートに書き溜めていくうちに形になった、という感じです。

9.続編の予定はありますか?
もともと一回だけだったのが、U、V、と続いてきたものなので、たまに番外編などで続くかな?と思います。

10.最後に一言お願いします。
魔術師セラティは、私が初めて完結させた思い入れのある作品です。
此処まで読んでくださって有難う御座いました。